juncoop5のページ

BBS(クラシック音楽専用)


バッハを中心とするクラシック音楽についてどんどん書き込んでください。
お待ちしています。

目次
過去記事 <<(全1000件)>>

From juncoop To juncoop5@goo at 2006 07/02 13:39 編集 返信

今日の音楽

朝から、嵐のような雨が降っていたのですが、昼から、からっと止みました。皆さん、休日をいかがお過ごしですか?

今日は、リヒテルの平均律1巻を少し聞いています。

リヒテルの平均律第2番の前奏曲は注目でして、とても激しい!
この2番を聴くだけでも値打ちがありますね。どちらかというとリヒテルは静かに弾く感じが多い平均律なんですが、この2番はまるで嵐なんです。確か録音は1970年頃で、BMG-RCAビクターから出ています。

まだまだ音楽はつづく・・・

From juncoop To at 2006 07/01 21:26 編集 返信

今日の謎の音楽

という訳で、今日の音楽なんですが・・・。

●マーラー/交響曲第3番ニ短調

リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

プラハ交響合唱団/オランダ児童合唱団/ペトラ・ラング(MS)

2003年/DECCA

マーラーの第3番は、角笛交響曲の一連なんですが、6楽章まであってなんとも長ったらしい音楽です。2番とかは凄まじい音楽で最後は感動に終わるのですが、この3番は、理解するのに相当な時間がかかりました。というかまだ解らない謎の音楽です。第1楽章からしてダラダラとした感じがありまして、このパターンになかなか馴染めませんでした。ブラームスとかチャイコフスキーとかのようにさらっと盛り上がりのあるような音楽ですと解りやすいのですがね。マーラーの3番を聞いてますと、角笛歌曲があってちょっと可愛い旋律があるかと思えば、急に軍隊の行進が現れて、通り過ぎていったりするものですから、はてな?と思いますね。この3番は特に哲学的な感じがありまして、第4楽章は「おお人間よ、心せよ!」と急に歌ってみたり、第5楽章「ビム、バム・・・3人の天使が美しい歌を歌い」と少年合唱があったり、最後の楽章はまるでベートーヴェンの弦楽四重奏曲のアダージオような美しい楽章で終わったり、ちょっと意味が不明な交響曲なんです。

ここでの歌詞はニーチェから「ツァラトウストラはかく語りき」

おお人間よ!心せよ!
深き真夜中は何を語っているのか?
「私は眠っていた、私は眠っていた-
深い夢から、私は目覚めたのだ。
世界は深い。
そして昼が考えていたよりも深い。
世界の苦痛は深い-
快楽は-心痛よりもさらに深い。
苦しみは語る、過ぎ去れ!と。
しかし、あらゆる快楽は永遠を欲する-
-深い、深い永遠を欲するのだ!」


謎です・・・。しかも歌詞も音楽も不気味に深い・・。

汗・汗

From juncoop To at 2006 07/01 17:52 編集 返信

7月に入りまして、まだまだ梅雨は続く

皆さん、こんにちは、梅雨のただ中で蒸しますね。不快ですし、私はこの季節が一番大嫌いです。

skunjpさん

大変でしたね。胃カメラ飲むだけでも死にそうになりますのに、本当に何もなかって良かったですね。まあ皆さん、お仕事とかいろいろとストレスが溜まると思いますが、ご自愛ください。

さて、休みになると勉強もしないといけません。しかしバッハも聞きたいて感じですね。

ヨッフムのヨハネ受難曲を話題にしましたが、ラミンとか、コルボ、ロッチェ、リリング、ミュンヒンガー、ヴェルナー、鈴木などまだまだ聞きこまないといけません。

ところで、日本はこれから少子高齢化、大増税時代に入っていきますね。となると我々の源泉は全く増えないのにも関わらず、税金や社会保険料とかは増えるばかり、となると過処分所得(手取り)が少なくなっていきますと、自分の文化レベルを下げていかざるを得なくなります。大好きなバッハのCDも買えなくなる時代が来るということで、恐ろしいですね。手取りが少なく、買い物すれば、消費税10%という時代も来ることでしょうし、もう何も買えなくなりますね。生きていくための必要最低限の物しか買えないということです。となると、衣食住は必要費ですから、削る訳にはいきません。となると贅沢品は無理です。

衣→年齢相応にブランド品とか欲しいでしょうが、仕事着と普段着を兼ねないといけません。→洋服の青山、はるやま、ユニクロ。今まで青山通・代官山で買っていた人も洋服の青山でどうぞ!

食→高い和牛は買えません。しかも野菜も上がりつつある。

住→持ち家とか分譲マンションなんてとんでもない! 賃貸か中古です! 今後金利上昇もありますし、高額ローンなんてとんでもない! 固定金利のフラット35なんて組みましても、返済見ますと、頭がふらっと、立ちくらみします。

ついでに車→健康のためにも歩きです。車は軽自動車で、燃比10以上なんて当たり前! ハイブリットカーなんて高くて買えません。

以上のような時代になるかと思うと、バッハの音楽は今まで買ったものを聴くか、売って中古で買うとか・・・わびしいの〜!

ということで、我々は今後 受難の始まりになりますか、トホホホ。
さあ!皆で、ヨハネ受難曲冒頭合唱を口ずさみましょう!
「Herr!・・・Herr!・・・Herr!・・・unser Herrscher dessen Ruhm・・」(またかい!)


skunjpさんにこういう辛い時代のための聖書の教えを語っていただきたいものです。

「明日のこととか・・何を食べようか、何を着ようかと思い煩ってはならない。鳥たちは蓄えたり耕さなくても主は生かしてくださるではないか・・・。」とか。汗


From Skunjp To at 2006 06/30 22:43 編集 返信

神様からのプレゼント

junさん、皆さん、こんばんは。

今日は胃カメラを飲んできました。

胃のレントゲンでひっかかって精密検査と言われたのです。

若干鬱々としたものがありました。だって、まさかの時を想像するでしょう。でも、今朝読んだヨハネ伝を思い出して、励まされました。「わたしはあなたがたに、わたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」

暑い中、ヘロヘロになって病院に向かいました。検査のため朝から何も食べていません。

病院に行くまで時間があったので途中、中古CD屋に寄りました。

ここは用事でも無い限りめったに行かない店ですが、行くたびに掘り出し物があります。何気なく棚を見ると、最近気になっているCDがありました。「ATMA」レーベルで、ミルンズ指揮のカンタータ30番が!ダニエル・テーラー指揮の131番他もあり、両方とも格安でした。(ピリオド楽器です)

胃カメラ検査を終え、家に帰って聴くと、2枚ともそれはそれは素晴らしい演奏でした。これは全く新しいタイプのカンタータ演奏ですね。感想をまたいつか書きます。この2枚は、弱っている私への神様からのプレゼントだと思いました。

あ、ついでに言いますと、胃の方は「シロ」でした。ホッ…

※素晴らしいヨッフム論、感謝です。どんどん展開してください。

From juncoop To juncoop5@goo at 2006 06/30 19:45 編集 返信

劇的なヨハネ、叙情的なマタイ

それでは皆さん、ヨッフムのヨハネ受難曲なんですが、ヨッフムの経歴からもお解かりのように、歌劇場指揮者を22年もやっていたし、バイロイトにも登場した程のベテランの職人親方のような指揮者だということは解っていただけたと思います。

ヨッフムは決してバッハ指揮者ではなく、レパートリーが広い大指揮者でもありますが、バッハの4大宗教作品を取り上げた、数少ない大指揮者でもあります。

それでは、彼の録音したヨハネが素晴しい演奏にも関わらず、なぜ同じくアムステルダム・コンセルトヘボウと録音したマタイが失敗に終わったのでしょうか?

それは、私が思うに一般に言われる「劇的なヨハネ、叙情的なマタイ」ということではないかと思われてなりません。

確かにヨハネ受難曲は劇的です。ですから歌劇についてはベテランのヨッフムについてはおおいに力量が発揮出来たのではないかと、思ってしまいます。事実、ヨッフムの表現するヨハネの劇的効果は素晴しいと思いますね。 同じように、オペラの大指揮者でマタイに失敗したのは、カラヤンでないかと思ったりもします。しかしショルティのマタイは、現在惜しくも廃盤なんですが、マニアの間ではかなり評価が高いですね。カラヤンやショルティのような歌劇経験の豊富な大指揮者がヨハネを録音したとしたら、素晴しい演奏になっていたかもしれないです。バイロイトやバイエルン国立歌劇で活躍した、サバリッシュによるヨハネも結構いいのではないかと思ったりしますね。両受難曲で成功したのは、リヒターですが、彼は特別として、マタイとヨハネの両方が素晴しい演奏を出来るのは、レオンハルトや鈴木雅明ぐらいかもしれませんね。

今後、素晴しい録音が出ることを心待ちにしたいですね。


From juncoop To juncoop5@goo at 2006 06/29 22:09 編集 返信

オイゲン・ヨッフムの経歴


オイゲン・ヨッフム

オイゲン・ヨッフムは1902年11月1日、ドイツ・バイエルン地方の小都市バーベンハウゼンに三人兄弟の次男として生まれた。兄オットーは作曲家、弟ゲオルク・ルードヴィヒもリンツ市やデュイスブルク市などの音楽総監督を歴任した指揮者である。アウグスブルクのギムナジウム時代にピアノとオルガンを学び、ミュンヘンの音楽アカデミーでジークムント・フォン・ハウゼッカーとへルマン・フォン・ワルタースハウゼンに管弦楽法と作曲を師事した。卒業後ミュンヘンとキールの歌劇場でコレペティトールを務め、1927年にミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮(ブルックナーの交響曲第7番をメインとするプログラム)してデビュー。同年にキール歌劇場のカぺルマイスターとなり、29年まで務めた。その後はマンハイム州立劇場(29-30年)、デュイスブルク歌劇場(現ライン・ドイツ・オペラ、30-32年)、ベルリン歌劇場のカペルマイスター(32-34年)を歴任したのち、34年から49年までカール・ベームの後任としてハンブルク州立歌劇場の音楽総監督を務め名声を高める。49年にはバイエルン放送交響楽団の創設に関わり、60年まで首席指揮者を務めた(61年からはラファエル・クーベリックが後継としてその任に就いている)。またアムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団では首席指揮者(61-64年)としてベルナルト・ハイティンクを補佐するかたわら、バイロイトやザルツブルクなどの主要音楽祭にしばしば登場。ロンドン交響楽団からは桂冠指揮者称号を授与されている。みずから「ヨーロッパの中でも有数のオーケストラの一つ」と呼んで愛したバンベルク交響楽団では68年から音楽顧問、71-73年には首席指揮者を務めたほか、生涯にわたって親密な関係を保ち続けた。70年代半ば以降は特定のポストから離れてフリーの立場で各名門楽団に客演を続け、数々の名演を残す。世界初演作品にボリス・ブラッハーの〈弦楽のための協奏曲〉(42)、ゴットフリート・フォン・アイネムの〈ダンス-ロンド〉(59)、カール=アマデウス・ハルトマンの交響曲第6番など。87年3月26日、ミュンヘン郊外の自宅で死去した。


From juncoop To at 2006 06/29 21:50 編集 返信

ヨハネ受難曲 その2

皆さん、こんばんは、真夏日でしたね・・・外にいて耐えられませんでした。

ところで、ヨハネ受難曲についての推薦盤は、あくまで私の好みですよということを強調しておきます。といいますのも、Aさんが名盤と思うものがBさんにとっては必ずしも名盤とは限らないということですね。それは好みがあるからです。現在大きく3通りの演奏スタイルがあります。

1.大編成でモダン楽器による演奏 

ヨッフム、ラミン、リヒター、ロッチェ

2.モダン楽器による小編成のもの

コルボ、ミュンヒンガー、ヴェルナー、リリング

3.古楽器による小編成のもの

クイケン、アーノンクール、ヘレヴェッヘ、ガーディナー、コープマン、鈴木雅明

ですから、古楽器が好きな人が1を選択すれば、かなり不満ですし、私が3を選択するとちょっと不満かもしれないということです。でも余裕がある方なら3通りのスタイルは聞かれてもいいかと思いますね。事実私は、3通り持っていまして、1を気に入ってるから、リヒターとヨッフムを選択するのは、当然の結果となります。

そして、1でもそれぞれ解釈が異なりますね。これはヨハネに対する個人の期待と思惑とイメージが主となります。

私がヨハネの演奏に期待するのは、こういうことです。まずイエスの受難の物語ということで、苦悩や受難というイメージを持ちますから重厚で厳しい演奏を第1に求めます。そしてイエスに対する群集の合唱は、十字架につけよ!という内容からして攻撃的でなければなりません。その反面、コラールについてはそういった過ちを犯す群集や我々人間が、反省するということや、我々の罪を背負うイエスに対して感謝するコラールでなければなりません。となるとコラールは荘厳に、神聖な雰囲気で歌われることを期待したいのです。各アリアは、この受難の物語の各シーンについての信者として見る内容となりますから、各場面についてそれ相応に解釈されることが望まれる訳で、例えば、ペテロの否認のあと、エバンゲリストが「激しく泣いた」と語る部分は、まるで嘆くように長く伸ばして歌うのですが、その後に続く弦の伴奏の厳しいアリアは、このペテロの否認の裏切りを厳しく攻撃するかのような演奏でなければなりません。
ということで、ヨハネについてはかなり厳しく重厚な演奏を求めたくなります。となるとヨッフムとリヒターとなるのです。
リヒターの場合、合唱の激しさとか、福音史家の伴奏であるリヒター自身のチェンバロが、かなり鋭い効果を上げているという特徴が素晴しいですし、ヨッフムについては、前に話した通り、合唱が激しく、コラールは感動的で荘厳であるということですね。


我ながら今日は上手くまとめたと、自己満足するjuncoop(笑)

…あ、また偉そうに言ってしまいました。気にしないでください。


From Skunjp To at 2006 06/29 11:06 編集 返信

理想と現実

>そこですかさず、「あの件だけど、あそこだけはこれで行きたいんだけどー」と静かに切り出します。そして、最低限守るべき線はガンとして絶対に譲りません。こうして表面上、私が下手に出ると、ヨメさんは先に言い過ぎた手前、大体譲歩してくれます。今までの経験上それがベストです。「肉を切らせて骨を断つ」というヤツです。ハハハ…(力無く笑う)


いや、いつもこの線を狙っているんですけど、なかなかうまく行きません。たいてい、肉を斬らせて骨まで断たれる、というパターンが多いです(^^;)。何でも思っていることを言い合う、というのは良いですよね。後で仲直りできますし。雨降って地固まるですね。

※ヨッフムのヨハネは具体的に検討したいですねー。

From juncoop To at 2006 06/27 21:37 編集 返信

オイゲン・ヨッフムのヨハネ受難曲

皆さん、こんばんは・・・あまりの不快指数と暑さで。弱ってます。

skunjpさん

さすがですね! この世渡り上手! なんでも思ったことを口にするストレートな私とは大違い! 見習いたい・・・。

【私はずるいのか、ヨメさんには無抵抗主義です。ヨメさんが何か言い出すと、私は「あー、そうだねー、その通りだよー」と相づちを打ちます。そうするとヨメさんは高ぶった気分が一旦落ち着きます。しばらくすると「言い過ぎたかなー」と後ろめたい気持ちになるようです。そこですかさず、「あの件だけど、あそこだけはこれで行きたいんだけどー」と静かに切り出します。そして、最低限守るべき線はガンとして絶対に譲りません。こうして表面上、私が下手に出ると、ヨメさんは先に言い過ぎた手前、大体譲歩してくれます】

これいけますね・・・。相手に言うだけ言わせておいて、すっとしたと思ったら・・・大間違い。あとで、S君ならではの罠が用意されている・・・。私も使おうホトトギス。しかし言わせるだけ言わせて、じっと我慢の子であったでいられるかどうか・・。この辺ですね。カギは。


ところで、オイゲン・ヨッフムのヨハネは、

フィリップスから廉価で出ているはずですが、この演奏は、skunjpさんには、ロ短調ミサ曲同様にぜひ聞いていただきたい!
というのもね、skunjpさん、このヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウは単に重厚で大編成だけのものではありません。冒頭合唱からしてリヒターより激しいのです! しかも合唱はかなり重厚。しかも盛り上りとかすごい!。コラールについてもゆっくりと荘厳に歌うものですから、リヒターより感動するかもしれません。福音史家の伴奏の通奏低音とかは、チェロ1台とコンバス1と鍵盤くらいですから、とてもこじんまりしています。
ところが、十字架につけよの合唱とか、コラールがとてもいいです。攻撃の合唱は激しく! コラールは感動的に歌います。ここがですね、歌劇とかやってきたヨッフムの職人技なんです。この演奏は、推薦盤CDコーナーでも挙げているのですが、ベリー、ヘフリガー、ギーベル、ヘフゲン、クラスといった豪華な歌唱陣です。大推薦です・・・。

さあ!皆で、ヨハネ冒頭合唱を口ずさみましょう!
「Herr!・・・Herr!・・・Herr!・・・unser Herrscher dessen Ruhm・・」(またかい!)




From Skunjp To at 2006 06/27 17:58 編集 返信

ヨメに抵抗せよ! (^_^;)

junさん、ich_habe_genugさん、こんにちは。

ich_habe_genugさんのハンドルネームは良いですね。お好きなのですね。この曲。…実は私も大好きな曲です。時々CDをかけながら歌ったりします (^_^;)。名演もたくさんありますね。F・ディースカウ、ホッター、ロレンツが好きです。

さて受難曲ではコープマンはお勧めしませんね。あまりに軽すぎて。古楽系では、ご承知でしょうがマタイだとレオンハルトが素晴らしい!ヨハネはクイケンが静謐かつ緻密でなかなか良いと思いますよ。

熱く感動的なヨハネと言えば、やはりリヒターが最右翼でしょうか。それからロッチェも深い穏やかな表情が良いですね。演奏はいずれもヴィオラ・ダ・ガンバです。…あ、ヨッフムは持ってません。(…欲しい!)


junさん、ヨメに抵抗せよですか…、ハハハ(^o^)

私はずるいのか、ヨメさんには無抵抗主義です。ヨメさんが何か言い出すと、私は「あー、そうだねー、その通りだよー」と相づちを打ちます。そうするとヨメさんは高ぶった気分が一旦落ち着きます。しばらくすると「言い過ぎたかなー」と後ろめたい気持ちになるようです。

そこですかさず、「あの件だけど、あそこだけはこれで行きたいんだけどー」と静かに切り出します。そして、最低限守るべき線はガンとして絶対に譲りません。こうして表面上、私が下手に出ると、ヨメさんは先に言い過ぎた手前、大体譲歩してくれます。今までの経験上それがベストです。「肉を切らせて骨を断つ」というヤツです。ハハハ…(力無く笑う)

…あ、また偉そうに言ってしまいました。気にしないでください。

From juncoop To at 2006 06/26 20:57 編集 返信

今日の音楽

皆さん、暑いですね。 こんばんわ。

梅雨もこれだけ降れば、まさに梅雨で、不快指数も70%越えてますし、除湿機とクーラーに活躍していただくしか他ありません。ところが会社は節約とか、クールビズとかでいてられませんね。ったく!

一方、家の庭では、梅ノ木が、そろそろ実も黄色くなってきたので、今年は不作ですけれど、梅雨というだけにそろそろ取り入れではないかと思ってます。酒飲みのヨメのことですから、また焼酎を手に入れて、梅を漬けるにちがいありません・・・。

それからボヤカなあかんのは、7月1日からタバコの値上げですね。1本15円ですし・・。タバコはほとんど税金ですから、たぶん300円ですと120円は税金。ビールは60%が税金ですし、頭に来ますね! なんでも上がる上がるて、今日も雨の中、道を歩いていたらハネまで上がりよる・・。ヨメから「気つけて歩け! このボケサク!クリーニング代が高いのに・・」と言われそうです。



【今日の音楽】


●バッハ/カンタータ第54番「罪に抵抗せよ」BWV54(ヨメに抵抗せよ!笑)

ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮ケルン室内管弦楽団

シェラン(アルト)

ナクソス/2004年


ミュラー=ブリュールのバッハのカンタータなのですが、悪い演奏ではないんですが・・・汗。なんともなかなか馴染めませんね。というのも今まで、クルト・トーマスとかリリングとかレオンハルトといった演奏を聴いていただけに、違和感があります。どちらかというと古楽器奏法ではあるのですが、リリングに近いレガートな感じはしますね。コープマンとか鈴木雅明は軽くあっさりした演奏ですし、ノンレガートなんですよね。しかしブリュールはレガートですね。しかし名曲ですから演奏解釈は違えども、やっぱりバッハの傑作です!


From juncoop To at 2006 06/26 21:20 編集 返信

はい、答えです!

レオンハルトについては、マタイ受難曲とロ短調ミサ曲は同じくラ・プティット・バンドと男声合唱団でありますけれど、ヨハネ受難曲は、録音していません。

コープマンについては、次の通りです。

●Matthaus-passion Johannes-passion: Koopman / Amsterdam Baroque.o 輸入盤 エラート5枚組 4085円 HMV価格

●Johannes-passion: Koopman / Koopman / Amsterdam Baroque. O
国内盤 エラート2枚組 4200円 HMV価格

●Johann Sebastian Bach (1685 - 1750)
Saint John Passion BWV 245
• 演奏者 : de Mey Guy (Tenor) Kooy Peter (Bass) Schlick Barbara (Soprano) Wessel Kai (Countertenor) Turk Gerd (Tenor) Mertens Klaus (Bass)
• 指揮者 : Koopman Ton
• 楽団 : Netherlands Bach Society Choir Amsterdam Baroque Orchestra
時間: 108:0 録音場所: 3/1993 Waalse Church Amsterdam [Studio] 輸入盤エラート 3,980円 HMV価格

コープマンの上記3種はいずれもエラートですので、たぶん同じ時期の1993年録音かと思います。上2つの録音年代が記載されていないので不明です。それから、コープマンは聞いたことがないので、ヴィオラ・ダ・ガンバで伴奏しているかどうかは不明です。


※個人的には、リヒターの1971年のDVDを強くお勧めします。リヒターの場合ヴィオラ・ダ・ガンバでやっていますし、ヴィオラ・ダモーレも使用してます。

※大編成で重厚なヨハネが、お好みの方は、ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団/合唱団がお勧め。

反論受付ません・・!

さあ!皆で、ヨハネ冒頭合唱を口ずさみましょう!
「Herr!・・・Herr!・・・unser Herrscher dessen Ruhm・・」(笑)


From juncoop To at 2006 06/24 22:10 編集 返信

HMVからバッハの新譜のお知らせ

カンタータ第35 55 160 189番 ミュラー=ブリュール&ケルン室内管、ケルン・バッハ合唱団

税込価格 : ¥881 /7月31日発売


ミュラー=ブリュール&ケルンCO / バッハ:教会カンタータ集、他

J.S.バッハの作品2曲と、かつてJ.S.バッハ作とされながら現在では本当の作曲者が判明している2曲を組み合わせた1枚。ノルウェー出身のシェラン、アーノンクールの信頼が厚いシェーファーとも、艶のある声質で素晴らしい歌を聴かせてくれます。

J.S.バッハ:
・心も魂も乱れはて BWV.35
・われは貧しき者、われは罪の僕 BWV.55

・テレマン:われは知る、わが救い主のいますことを (バッハ偽作:BWV.160)
・ホフマン:わが魂はほめたたう(バッハ偽作:BWV.189)

マリアンネ・ベアーテ・シェラン(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
ケルン・バッハ合唱団

From juncoop To juncoop5@goo at 2006 06/24 20:19 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは、休日はいかがお過ごしですか。
今日の関西はいい天気だったのですが、家でFPの提案書を作成していました。ぼちぼちとFPの勉強はやってます。昼間に理髪店に行ったので、店主との話は生涯の費用とか税金とかの話題になってしまいました。勉強していますと、いろいろと話してしまうので、自分でも弱ります。

今朝のNHKBS2のクラシックロイヤルシートの2005年ウィーン国立歌劇場のガラコンサートをただいま見ているところです。なんせ深夜ですからいつも録画して見ています。小澤先生のレオノーレ第3番から始まります。

ところで、カザルスのチェロなんですけど、ショパンの前奏曲「雨だれ」はいいですよね。元々ピアノ作品であるのに、この主旋律をチェロで弾こうというカザルスのセンスはいいですよね。この甘い旋律を音色が甘いチェロで弾かれると素晴しいですね。また、ヴァーグナーのマイスタージンガーの優勝の歌は、ワルターが最後の歌合戦で披露する美しいアリアなんですが、カザルスのチェロは、このアリアの華麗さをより一層際立たせます。音楽自体が華麗なだけにいいですね。ぜひ聞いていただきたい演奏です。


From juncoop To at 2006 06/23 21:33 編集 返信

フォーレの夢の後に

皆さん、こんばんわ。 休みになりましたので、しばしの休息です。かといって、勉強もしないといけませぬ。

skunjpさん

レーマンのBWV39と105については、リヒターのマタイとヨハネに並ぶ、永遠の名盤になりそうですね。当分この名演を越えるものが現れるかどうか・・。レーマンの場合、BWV4とかマタイとか聞きましたが、39番や105番のように抜群な演奏とは言い難いです。フリッツ・レーマンという指揮者の名前は、どうやら、この39番と105番の名演によって、我々バッハ・ファンにとって永遠に語り継がれることでしょう。

エガーのゴルトベルク変奏曲出ていますね。チェンバロによる演奏ですと、レオンハルトと鈴木雅明の名盤がありましたが、それを越えましたか? リュッカース使用ですね。ちょっと名前を覚えておきます。

さて、今日もカザルスのチェロ小品集を聞いてます。

フォーレの夢の後に・・・もう泣けますね。私もチェロを少し弾いてましたが、この曲は好きですねえ。

夢の後に・・・この曲を聴いてますと、たとえば平和な毎日で幸せに満ちていたとしても、なんとなく自分の置かれた辛い現状というのがあるのではないかと、錯覚して悲しくなりますね。
現実は、辛いですしね。悲惨な事件も多いですし、世の中がなんとも暗いですね。サッカーの実力はブラジルについては月とスッポンでしたね。

夢の後に・・・・・また暇があれば、この曲と、グルックのエウリディーチェを失ってをチェロで練習したいと思ってます。
チェロで弾きながら、涙したいと思います。


From Skunjp To at 2006 06/23 16:45 編集 返信

「シャカシャカ」へのアンチテーゼ

junさん、皆さん、こんにちは。

レーマンの39番と105番は良いですね。

特に39番は大好きで、冒頭楽章の充実度がたまりません。(105番は名曲ですが、聴いていると苦しくなるときがあります (^_^;)

さて、39番《飢えたる者に汝のパンを分ち与えよ 》冒頭のポツポツと切れる音型は、まるで「人に分け与えている様」が目に浮かぶようで見事ですね。

冒頭の「ポツポツ」が「分け与える行為」の象徴音型であれば、テンポはゆっくりであるべきで、レーマンはそうしています。私の好きなレオンハルトもそうですね。

リリングも冒頭を聴きましたが、これはかなり速い。ビデオ速回しの「ちぎっては投げ」という感じで(?)、若干せわしないですね。



カザルスの小品ですか。僕の知らない演奏ですね。でも良い買い物をされて良かったです。カザルスの小品と言えば、ナクソスから出ている無伴奏チェロ組曲全集の余白に小品集が入っていましたが、これは素晴らしかったです。


ところで、私は最近、リチャード・エガーの最新盤、ゴールドベルク変奏曲にはまっており、行き帰りの通勤途上で聴いています。

エガーのゴールドベルク変奏曲は、グールドから始まったシャカシャカと速いテンポに対するアンチテーゼであり、ゴールドベルク変奏曲はゆったりと歌うべき音楽であるとの主張から出発しています。

なるほど、市場には「シャカシャカ」チェンバロもまま聴かれる中、エガーのゴールドベルク変奏曲は心も耳も休まる典雅な演奏です。


さて、明日から休みだ!サッカーも一段落したし、ゆっくりするぞー。

(しかし何で日本はシュートチャンスにパスするんでしょうか?はらわたが煮えくりかえりません?)

From juncoop To at 2006 06/22 21:26 編集 返信

カザルスの1925〜1928年の録音

皆さん、こんばんわ、梅雨ですねえ〜。

「今日は外食してきてください。」という妻の要望で、外食した帰りに、CD屋に数ヶ月ぶりに行ったので、若い頃のカザルスのチェロ小品集を手に入れました。これは、LP時代に赤盤と言われて売られたものです。あまりにも選曲がいいので、CDで手に入れました。

1 Toccata Adagio and Fugue in C major BWV 564: Adagio
2 Melodies (2) for Piano Op 3: no 1 in F major
3 Moments musicaux (6) for Piano D 780/Op. 94: no 3 in F minor
4 Nocturnes (3) for Piano B 54/Op. 9: no 2 in E flat major
5 Goyescas: Intermezzo
6 Apres un reve Op. 7 no 1
7 Danzas (12) espanolas for Piano Op. 37: no 6 Jota
8 Carnival of the animals: no 13 The swan
9 Pieces for Cello and Piano Op. 54: no 5 Spanish Dance Vito
10 Jocelyn Op 100: Ah! ne t'eveille pas encor Berceuse
11 Gavotte tendre
12 Preludes (24) for Piano Op. 28: no 15 in D flat major Raindrop
13 Stucke (3) for Cello and Piano Op. 11: no 3 Mazurka in G minor
14 Tannhauser: O du mein holder Abendstern
15 Serenata napoletana Op. 24 no 2
16 Die Meistersinger von Nurnberg: Morgenlich leuchtend
17 Chanson villageoise Op. 62 no 2
18 Pieces (12) for Piano 4 hands Op. 85: no 12 Abendlied
19 Petite suite for Piano 4 hands: no 3 Menuet
20 Romance for Cello and Orchestra Op. 35
21 English Suite no 6 in D minor BWV 811: Gavotte

パブロ・カザルス(vc)ニコライ・メトニコフ(p)

RCA/1925〜1928年

特に素晴しいのが、ショパンの雨だれ、ヴァーグナーのマイスタージンガーの優勝の歌、夕星の歌、サン・サーンスの白鳥、フォーレの夢の後にですね。録音はかなり古いのですが、音質はそれほど悪くなく鮮明に聞こえます。やはりカザルスのチェロは素晴しいですね。



From juncoop To juncoop5@goo at 2006 06/21 20:08 編集 返信

暑い日に限って、仕事忙しいです・・BWV20

皆さん、こんばんは・・。めっちゃ夏日ですね。明日から梅雨再開ですからちょっとは涼しくなるかも・・しかし蒸し暑いかも。


ich_habe_genug82さん

「貴方はやはり本物でした。あなたこそバッハを聴くに値する方だと思います。」

もったいないお言葉・・・有難うございます。あまりにも私を美化していただいて、少し弱ってます。私自身、偽者かもしれませんし、バッハを聞くに値する者かどうかは、わからないのですが、バッハについては絶対聴くのをやめられません・・。一生聞きます! キッパリ

Skunjpさん

お久です。元気になられてなによりです。ところで、カンタータ第20番ですか・・。私は以前2002年10月のBACH1000において、「このカンタータは聴いて感じるのは結構難しい音楽である。・・・大曲ではあるが、地味なため、あまり一般受けしない。」と酷評してしまいました、すみません。まだ4年前はこのカンタータの真価を十分に理解していなかったのかもしれません。もう一度20番をリリング、鈴木雅明、ルーシンクの3種で聞いてみたいと思います。

しかしバッハはカンタータを200曲書きましたから聴く本人の年齢や心境や時代によって聞いた感じが変化しそうですね。あとからになってやっと、その曲の良さが判るようになったということは大いにありそうです。また演奏によって今まで嫌いだったカンタータが、はじめて好きになるということはありますね。
たとえば、BWV39とBWV105は、レーマンによって良さを教えられたということがありました。

カンタータが200、オルガンが200、クラヴィーアが200も曲がありますので、まだまだ新たな発見や感動が無限にありそうです。 

つまりバッハの音楽は約1127曲あるとして、一生かかってもすべての作品の真価が理解出来るかどうか、わからないほど時間がかかるのかもしれません。そう考えると、バッハの音楽は死ぬまで聴く可能性がありますね。

バッハのオルガン曲やオルガンコラールに、私は最近掘り下げたいと思うようになりました。というのは、気分の変化もあるのですが、バッハは作曲は全て鍵盤でやったのは、ご承知の通りかと思います。先に挙げた、ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番BWV1027には、実はトリオソナタBWV1039もありますが、オルガン作品のBWV1027aがあることを忘れてはいけません。このBWV1027aを聞かれるとお分かりになると思いますが、とても愛らしいオルガン曲でして、決して違和感がないということです。つまりバッハのアリアでも歌うのが難しいのは、鍵盤で作曲したからに他なりません。極めてバッハの作品は全体的に器楽的で、鍵盤的ですね。ですからバッハの声楽とか合唱は歌詞がわからなくても全く素晴しいと感じます。それだけ音楽が素晴しいからでしょうね。その上、歌詞がわかって聞けば、その素晴しさは倍増ですね。






From Skunjp To at 2006 06/20 17:49 編集 返信

junさん、皆さん、お久しぶりです。

…やっと最近、掲示板にカキコする元気が出てきました。


ich_habe_genug様の書き込みは心にしみました。

さて、私は人生何が起こってもバッハさえあれば生きていけると思っています。

そして、バッハを愛する人を私は無条件に信用しています。


最近はカンタータ第20番を良く聴いています。

他の板でも書いたのですが、ちょっと引用させてくださいね。(^o^)

−−−−−−−−−−−−

というわけで、カンタータ第20番です。

まず堂々たるフランス風序曲です。これは何を現しているのでしょうか?

まあ、一般にはコラールカンタータ年間の最初を飾る曲と言うことで、バッハにとっては「開始」の時によく使うフランス風序曲を用いた言われていますが…

しかし私は、このフランス風序曲は、その由来通り「王の入場」として捉えたいのです。つまり、イエス・キリストが裁き主としてこの地上に再臨されるということです。そのように捉えると、堂々とした長調の音楽と、おびえたような歌詞の整合性が見出せます。

つまり、歌詞は「おお永遠、雷の言葉よ。私の心は怯えきって震え」とありますが、この音楽を生かすには短調の厳しい音楽が要求されるはずです。しかし、実際はそうなっていません。

この問題は、先ほど書いたように「この世を裁くためにイエス・キリストが、王として裁きの場に堂々と入場される場面」と捉えると納得できるのです。音楽は「裁き主の堂々たる威厳とゆとり」を現し、歌詞は「それと対照的な怯える人々」という設定ですね。

そうして、全曲の真ん中にある第6曲目のアルトアリアが、この曲の表現のカナメになっていると思います。

つまり「裁き主が来られるから、人よ自分の命を救いなさい(=悔い改めてイエスキリストを信じなさい)」というのが当カンタータのメインメッセージであり、短いながら切々とした訴えかけに溢れた名アリアになっています。



演奏は4種類を聴きました。 …ヘレヴェッヘ、コープマン、鈴木、リリング。

どれも素晴らしいと思います。

まず、ヘレヴェッヘですが、これはしなやかでかつ活き活きとした演奏です。割と最近の録音なので彼の音楽にスケール感が加わっています。第一曲のフーガの部分で、8分の3拍子の中に、4分の3拍子が混ざるポリリズムを非常にはっきりと関知させ、オッ!と驚かせます。第6曲目アルトも速めのテンポながらダンツの表現が出色で非常に説得力があります。「早く悔い改めなさい!」という切迫感があります。

コープマンも良いです。割と遅めのテンポで親密な中にも音楽的な充実感があります。特にテノールの説得力が非常に良いですね。(ただチャンスのCTは僕としては苦手ですが)

鈴木さんも良いですが、若干さっぱりしすぎかな。
僕はこの人の大ファンで、最近の29巻なんて何度聴いても飽きないんですが、鈴木さんのカンタータ演奏は時に表面だけ繕ったような感じのものが混じり、そこが僕としては非常に惜しいポイントです。20番も特に第6曲がいただけません。凄く速いテンポでCTのブレイズが例によってピクニックのような表情でかなり場違いです。

そしてリリング。これは特筆すべき名演になっています。
まず、全体にゆとりのあるじっくりとしたテンポと表現が素晴らしい。冒頭を聴いただけで心が広やかに平安になり、熱い感動がこみ上げてきます。しかし圧巻は第6曲です。ここでのリリングの表現は何という高みに達していることでしょう。切々とした訴えかけは「本物」の深さと味わいを備えています。これは「真打ち」の演奏ですね。

※付け加えると、フランス風序曲が「王の入場」であると取るなら、これはリリングのようなゆったりとしたテンポでなくてはなりません。歌詞だけを考えた切迫したような速いテンポはバツになると思いますが、さて真意はいかに…?

From juncoop To at 2006 06/19 21:35 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは、今日はとても暑く、30度越えてました。明日も暑いと思います。辛い・・。


ich_habe_genugさん
義父様の回復を心からお祈り致します。書き込みされているように、病人は自分の思うとおりにならないと、苛立ち、苦悩し苦しみます。ですから普通は身近な人に世話になりながらも荒れることがありますね。本人の気持ちになるとわかります。ところが義父様は、大変人間の出来た方かと思いますね。全くそれどころか自分の実情を受け入れ、落ち着いておられることが、なんと救われることでしょう。私も見習いたいと思います。

ところで、人を信じるということは、私も中々出来ないでおります。しかし理解してもらおうと努力はしたいですね。よく話し合って、それでも無理なら仕方がないと思います。それだけの人だと諦めます。私も人生をやってますと、いろんな人が通りすぎていきました。でもそれはそれでいいかと思ってます。いいことも悪いことも人がもたらしてくれます。ですから私は決して人は嫌いにはなりません。しかし必要以上に近づくこともしないと思います。書き込みされているように、自分を理解しない人もいますし、理解してくれる人もいますし、それでいいと思っています。理解してくれない人ばかりでしたら、私も苦悩に陥るでしょう。たとえば世の中に愛する人は、そんなに沢山現れるものではありませんが、人生において、1人か2人、現れることはあることを信じます。それは、今の配偶者もその1人だと思っています。ですから自分を理解してくれる人も必ずいるということを信じております。それから、こういう言葉があります。「過去と相手は決して変えられない」ということです。ですから自分が変わるのです。自分を変えてこそ、うまくやっていけるのではないでしょうか。私は、全てことにおいて、うまくいかない場合、なかなか難しいのですが、自分の考え方を変えようとします。それで解決することが実は多いと思います。

私は、今日もバッハを聴いてます。カンタータ第39番です。とてもはじめは苦悩に満ちながらも、最後は救いのコラールで終わります。人間は絶えず苦悩に満ちていますが、しかし苦悩し悲しむ人は、いつか救いの道が開けることを信じています。神様が暗闇の中から出口である光をお示しくださるからだと思います。八方塞りになったとしても必ず道は開けると、バッハのカンタータを聴いて思います。


【今日の音楽】


●バッハ/オルガン・コラール「最愛のイエス、我らここにあり」BWV731

マリー・クレール=アラン(オルガン)

エラート/1978年

このコラールは私がバッハのコラールの中で一番心が安らぐ曲です。聞かれると判るのですが、とても優しく聞き手の心を包むからです。どんなに苦悩していても、このコラールは安らぎを与えてくれます。



From juncoop To juncoop5@goo at 2006 06/18 11:50 編集 返信

バッハ/合奏協奏曲イ短調BWV1044

皆さん、こんにちは、お休みはいかがお過ごしでしょうか?

梅雨の中は雲もどんよりしていて、気分が爽やかにはなりませんね。しかも湿気も多いし、不快指数が高い。健康に注意なさってください。

さて、今日もバッハを聞きましょう!


●バッハ/合奏協奏曲イ短調BWV1044

ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮ケルン室内管弦楽団

ロバート・ヒル(cem)カール・カイザー(fl)他

ナクソス/1995年


この曲はブランデンブルク協奏曲第5番と同じソロ楽器となっているトリプル・コンチェルトなんですが、正確にはフルートとヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲とも言われています。しかし第5番の華やかさや華麗さとは全く逆の音楽で渋い曲です。というのも、この曲は元々バッハ自身が鍵盤用、オルガンやチェンバロのための独奏用に作曲したものを本人が協奏曲に転用したからなんです。即ち第1楽章と第3楽章はチェンバロ独奏の前奏曲とフーガイ短調BWV894、第2楽章はオルガンのトリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV527からそれぞれ転用しました。元曲を持っておられる方はこの協奏曲と聞き比べると面白いですね。特にこの第2楽章は愛らしい音楽で。両楽章があまりにも重く苦悩に満ちているためそのギャップがいいですね。苦悩の中の安らぎといった感じになっています。全体的にスケールの大きな曲ですね。この協奏曲は案外知らない方がおられるのでぜひ聞いていただきたい作品です。お勧めですね。ケルン室内管弦楽団の演奏ですが、ヒルのチェンバロがやはり光ますね。全体的に早めのテンポではありますが、リラックスして聞ける演奏です。


From juncoop To at 2006 06/17 13:26 編集 返信

音楽の捧げ物BWV1079

皆さん、こんにちは、梅雨の中、天気は冴えませんものの休みなので、ゆっくり勉強したり、音楽を聴いてます。

さて、今日もバッハを聞きましょう!


●バッハ/音楽の捧げ物BWV1079

ミヒャエル・ベーリンガー(pf&cem)他

BMSバッハ・エディション(音源はヘンスラー)

このベーリンガーらによる、音楽の捧げ物は、ピアノ・フォルテを使用していことが特色で、この作曲年代にちょうど、ジルバーマンらによるハンマー・クラヴィアが登場していただけに、曲と時代にマッチした演奏ですね。ポツダムのプロイセンのフリードリヒ大王は、ジルバーマンのピアノフォルテを所有していただけに当時のバッハはまだビアノとして成長が未成熟なこの楽器に触れたことは大いに予想できますね。この弱弱しい、音色のピアノ・フォルテで3声のリチェルカーレをここで聞けるのですが、とてもマッチしています。他にトリオソナタや無限のカノンについてはピアノフォルテで弾かれ、他の曲はチェンバロで演奏されています。このピアノフォルテで聴くBWV1079はとても古雅な響きでお勧めですね。ぜひ聞いていただきたいです。




From juncoop To at 2006 06/13 20:21 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは、暑かったですね。本格的梅雨前は毎度のことです。
勉強の方もぼちぼち進めています。このFPの提案書というのもややこしいですね。住宅ローンの金利はどの融資で行くかとか、過処分所得はいくらで、基本生活費はいくらで、教育費はいくらで、退職金はいくらで、60歳で3000万円ためるにはどうするかとか、保険はどのプランで行くとか、いろんな要素を考えないといけませんから、税法とか融資とか社会保険、年金とか身近なんですけど、広すぎますがな・・! 弱る・・・。

ところで、昨日のサッカーはガッカリしました。川口!キーパーが前に出てボールを取りに行ってはならぬとあれほど申しておるのに・・・。あのチョンボでゲームの流れは一挙に変わり、日本は総崩れでんがな! 


skunjpさん、おひさです。

いろいろとガンバ・ソナタの名演が揃いましたね。参考にさせていただきます。まあバッハの音楽は多様ですので、カンタータを聴く日もあれば、今日はリラックスして器楽とか室内楽なんていうのもありますね。

たとえば、ヴァオリン・ソナタはバルヒェットの名演がありますし、リュートはリンデベルグとかゲルヴィッヒがよろしいですね。イエペスのバロック・リュートは少し音色が堅く柔らかさがありませんね。

それからフルート・ソナタ! 素晴しい名曲揃いで、ランパルとかグラーフの演奏はお勧めですね。ニコレが好きな人もいますね。

なんと言っても無伴奏作品にも登場願いたいのですが、勉強がありますので、このへんで。


From Skunjp To at 2006 06/12 20:04 編集 返信

ガンバソナタの名演

juncoopさん、ご無沙汰しました。ちょっと忙しかったので…


さて、トゥルトリエのガンバソナタは良さそうですね。彼の無伴奏は精神的に気高い表現が好きです。ガンバソナタは持っていませんので、今後のターゲットにします。

ガンバソナタは音域の関係があるんでしょうか、なかなか本来のガンバの名演がない気がします。

その点、チェロによる演奏は私も好きなものが何点かあります。

まず、マイスキーとアルゲリッチ。ややロマンティックですが、やっぱりこれは天才の演奏。

それから、ビルスマとアスペレンのオルガン。バランスがとても良い。一番バロックらしい。

次に、フルニエとルージッチコヴァ。雰囲気が豊かな温かい演奏です。

ウィスペルウェイも良いですね。伴奏がいろんな楽器を使っていてヴァラエティ豊かで飽きません。

それから、カザルス、バウムガルトナーは、非常に感動が大きく深いです。

珍しいところでは、カシュカシアンのヴィオラとキース・ジャレットのチェンバロも、引き締まって味わい深い名演だと思います。


…しかし、何よりも曲が良いですねー。とても気持ちが平安になります

From juncoop To at 2006 06/11 18:25 編集 返信

カンタータ第51番『すべての国よ、神を誉め讃えよ』

さて、鈴木さんのカンタータ第51番をゆっくり聞いてます。


●バッハ/カンタータ第51番『すべての国よ、神を誉め讃えよ』 BWV.51

キャロリン・サンプソン (S)
鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン


BACH1000において、BWV51はリヒターの1回目とか、マリナーによる演奏をお勧めしていたのですが、そのあとヴェルナーとか鈴木雅明の演奏が入ってまいりましたので、これまた推薦順位が入れ替わりになりつつありますね。鈴木氏の場合、古楽器による演奏ですが、美しく澄んで聞こえますね。なんといってもキャロリン・サンプソンのソプラノがとても美しいのです! 全く濁りのない清楚な声でして、この51番を尚一層美しくしたのは言うまでもありません。このサンプソンの声は、少年のソプラノに迫る清らかさがありますね。トランペットソロについては古楽器ですのでとっても難しいのですが、なかなか上手く吹いてます。古楽器の演奏ではかなり水準が高い演奏ではないでしょうか! お勧めですね。

 

From juncoop To juncoop5@goo at 2006 06/11 12:08 編集 返信

3曲のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ

皆さん、こんにちは雨も降らず、爽やかな気候ではあります。しかし曇りがちですね、7月下旬までつづく梅雨。

今日もバッハを聞きましょう!


●バッハ/ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタBWV1027〜1029

ポール・トルトウリエ(vc)ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cem)

1963年/elatus

この3曲のガンバソナタはあまり話題になりませんけれど、いいソナタばかりですね。第1番は2つのフルートのためのトリオソナタBWV1039の転用でも知られておりますし、第2番はオリジナルですが、第1楽章が静かで美しいです。第3番はソナタでは珍しく、3楽章の音楽なんですが、とても激しい曲でいいですね。トルトウリエのソナタ集はとても温かい演奏で馴染みやすいです。もちろんガンバで弾いたヴェンツィンガーやWクイケンによる名盤は素晴しいです。伴奏のヴェイロン=ラクロワのチェンバロの表現が堅くなく、優しいということもありますね。リヒターとかルージィチコヴァがモダン楽器で伴奏するとかなり堅く重くなりますね。レオンハルトが伴奏したら古楽器で優しく柔らかいですね。トルトウリエのチェロは無伴奏とかでは線が細い表現という感じがあるのですが、このソナタはとてもいいですね。


From juncoop To at 2006 06/10 20:21 編集 返信

ブランデンブルク協奏曲

久々にライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団によるブランデンブルク協奏曲を聴いてみました。


●バッハ/ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049

●バッハ/ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050

ゲルハルト・ボッセ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団

1981年/徳間・ドイツ・シャルプラッテン

何度かこのブランデンブルク協奏曲のプログラムで来日したオーケストラだけに思い出深いですね。ボッセは最近は日本での指導にもあたっていたみたいですね。東ドイツ独特の渋い音色がなんとも新鮮でもありますが、70年代に来日した時に比べて、この録音はだんだん軽めの演奏にはなっています。60年から70年代前半はイムジチ合奏団をはじめとても重厚な演奏が主流ではありましたが、80年代は古楽器が中心となってきたので、あまり重厚な演奏は好まれなくなったのも事実ですが、私は昔の重厚な演奏が今でも好きですね。楽器もよく歌わせますし。この4番と5番はとても無難な普通の演奏なのであまり個性味があるわけではありませんが、安心して聞ける演奏ではありますね。そしてなにより、演奏に品があるということです。テンポも速すぎず、落ち着いて演奏しており、優雅さとか気品を感じますね。この協奏曲は最近リヒター以来はかなり早めに演奏して落ち着きのない演奏が多くなっているのですが、この協奏曲に求められるのは、優雅さと気品です。それでこそ、この曲集の良さが発揮出来るのではないかと思いますね。その点、ボッセの指揮したこの演奏はお勧めではないかと思います。同じ東ドイツ時代のヘルムート・コッホの指揮した演奏を思い出しますと、すごく重厚でゆっくりとしたテンポでした。


From juncoop To at 2006 06/10 19:48 編集 返信

カンタータ第199番「わが心は血の海に泳ぐ」

皆さん、こんばんわ、お休みですがいかがお過ごしですか?

今日もバッハを聞きましょう!


●バッハ/カンタータ第199番「わが心は血の海に泳ぐ(Mein Herze schwimmt im Blut)」BWV.199(1714)

ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハ・ゾリステン

エディタ・グルベローヴァ(S)

1970年代/プロミネント

このカンタータは第51番や202番と共に、ソプラノのソロ・カンタータとしてとても有名で優れた曲なんですが、リヒターとか重厚な演奏で聴くと、とても重い音楽なんです。しかしドイツ・バッハ・ゾリステンなどちょっと軽めに演奏してくれますからリラックスして聞けますね。冒頭のレシタティーヴォは弦の荘厳な伴奏から始まり、苦悩と美しさを感じます。
このカンタータの第4曲は弦の伴奏によるアリアでとても荘厳な音楽ですね。このようなゆっくりとした美しい音楽はヘンデルとかにもよく見られるのですが、バッハではちょっと珍しい感じがしますね。そして終曲の第8曲がオーボェのソロと弦で伴奏されるリズムカルなアリアでそれでまでの苦悩は消え、喜びに満ちた音楽となってます。

8.[ソプラノ・アリア]
Wie freudig ist mein Herz
どれ程喜んでいる事でしょう、わたしの心は、
Da Gott versöhnet ist
神と和解したのですから、
Und mir auf Reu und Leid
神が悔いと悩みの中にあるわたしに
Nicht mehr die Seligkeit
もはや幸福だけで無く
Noch auch sein Herz verschließt.
自分の心をも閉ざしはしないのですから。

冒頭から重い感じで始まるだけに苦悩を通じての歓喜をここでも感じますね。とても深い作品だと思います。ヴィンシャーマンの演奏はとても大らかで万人受けのする説得力のある演奏ですね。この録音は、2回目の録音ですが、1回目に比べてちょっと軽くなった感じはありますものの、優れた演奏ですね。お勧めです。




From juncoop To juncoop5@goo at 2006 06/09 21:32 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは・・・。梅雨の中、相変わらず仕事でも苦悩しています。家に帰ったらホッと一息、バッハの音楽ですがな!!

まあ、バッハの音楽はいつも聴くのですが、なかなか飽きませんよね。最近はドイツ・バッハ・ゾリステンのバッハ演奏ばかり聴いています。よろしいなあ・・。

ich_habe_genugさん

お久しぶりです。お忙しいそうでなによりです。私の場合、暇なのもいやですし、忙しくて仕事に追いまわされるのもいやですし、適度に仕事があるのがいいですね。しかも難しい内容ではなくて、簡単にやっていけそうというか、仕事の最初から最後までお見通しで頭に絵が書ける、経験済みの仕事なんかいいですね。初めて挑戦するような事例の仕事は本当に悩みます。

BWV1127ですか。これは本当いいアリアだと思います。ただし鈴木氏の演奏は12回連続で同じ歌が繰り返しで続きますので、ちょっと疲れますね。

さて今日の音楽はあえてご紹介とまではいきませんものの、

ドイツ・バッハ・ゾリステンによる管弦楽組曲第3番とか毎度お馴染みの音楽を聞いてます。この演奏の第2楽章アリアはちょっと早めのテンポですが、美しいですね。このアリアだけでもお勧めしたいです。

ちなみに私が今まで聞いて、とても感動したG線上のアリアは


カザルス指揮マールボロ音楽祭管弦楽団

リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団

カラヤン指揮ベルリン・フィル

パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団の2回目

コッホ指揮ベルリン室内管弦楽団

マゼール指揮ベルリン放送交響楽団

ヴィンシャーマン指揮ドイツ・バッハ・ゾリステン

の7種の演奏ですね。それぞれ全く違った解釈ですが、それぞれがまた美しく、素晴しいです。

このアリアは、私が若い頃、バッハの大ファンになるきっかけとなった曲なので、こんなに美しい曲を書くバッハという人はきっと沢山の美しい曲を書いたに違いないと思い、バッハを全部聴くぞと、決心させたのです。このアリアがあったためにこの曲をなんとか自分で弾いてみたいと思い。オーケストラ・スコアをピアノで弾けるようにアレンジし、初めて弾いたバッハの音楽でもありました。


From juncoop To at 2006 06/07 20:32 編集 返信

今日の音楽

皆さんこんばんわ〜! とても暑くなってきまして、いよいよ梅雨とか夏に向かってますね。私は仕事がらいろんなことをやっているのですが、問題は山積ですね。しかし1つ1つ片付けていきます。決して妥協とか諦めてはなりませぬ。納得いくまで突き詰めたいのですが、まあ性格柄、ちょっとファジィな部分もありますね。(笑)

ところで、最近の読者の方々もお忙しいのか、全く、当HPでは閑古鳥状態・・・汗。まあ私1人でも音楽について語ります!!

今日も仕事中なんですが、グルックのオルフェオの序曲のあとの冒頭合唱が頭の中で流れています。これは無意識なことなんです。よっぽどはまってしまっているようですね。歌詞はこんな内容なんです。
エウリディーチェが亡くなったことを嘆く合唱です。

お前の魂がこの墓地をさまよう時
エウリディーチェ
美しい影になったお前....
エウリディーチェ
...すすり泣きと
嘆きと
深いため息が聞こえる
悲しみでいっぱい....
お前を失った悲しみにくれる
エウリディーチェ
不幸な夫の嘆きを聞いてくれ!
涙ながらにお前の名を呼びながら....
エウリディーチェ
...嘆く
まるで仲睦まじいつがいの鳩の片割れが
いつも優しかった...
妻を...
失って嘆いているように

この合唱はこういう詩なんですが、その音楽はとても深いです。苦悩が心に響きます・・。この音楽は、夢中になりますね。グルックの音楽は優美で美しいのですが、この合唱といい、アルチェスタ序曲といい、とても苦悩に満ちた音楽を書きます。
私はこのグルックの苦悩に満ちた音楽に、最近はとても感動します。

どうか皆さんも、グルックのオルフェオを一度ゆっくり聞いてみてください。
この歌劇は有名な精霊の踊りと言われる美しい間奏曲もありますし、再び妻を亡くした時にオルフェオが歌うアリア「エウリディーチェを失って」のアリアは古典派の音楽でも最高に美しいアリアだと思います。